有馬記念も終わったということで、いよいよ2021年も終わりが見えてきましたね。今年は本当に涙がでるレースが多くて、競馬の素晴らしさを実感できました。レース前後に渦巻く、喜怒哀楽の全てが入り混じった感情。それを消化できたのは、きっと色んな音楽のおかげです。プライベートでも色んなことがあって、その度にまた色んな音楽を聴いて。今年も音楽に救われました。ということで、2021年に思い出に残った曲集を紹介していきます!
Make Her Mine/Mayer Hawthorne
まず一曲目はTuxedoで活躍中のメイヤー・ホーソーンのソロアルバムから。非常にポップでメイヤーの透き通った声が心地よい曲。だけども歌詞は、お金とか身分とかそういった問題で彼女と付き合うことはできないんだ、という悲しい内容。僕自身も今年はMake Her Mineと思うも無念…な年だったので、そういう思い入れも含めて一曲目に選びました。来年はMake Him Mineと思ってくれる人に出会いたいね。
Roll Over/Cory Wong
続いて二曲目はコリー・ウォンのライブアルバムから。今年も去年と同じくらいvulfpeckとそのメンバーの曲をたくさん聴いてきたけど、この曲(ライブバージョン)が一番好きだったかな。ほんとにね、音が良いんですよ。コリー・ウォンのギターは。特にこの曲はカッティングもソロも頑張りすぎていない、ちょうど良いテンション感のコンプがかかった音で、コリー・ウォンのストラトキャスターここにあり!と言える曲だと思う。管楽器隊とも音の均衡が取れていて、あ〜これを生で聴きたいんじゃ!とつくづく思いました。コロナよ、早く無くなってくれ!
Roadkill/The 1975
ザ今時のUKロックバンドのThe 1975。結構ポップでクラブ寄りの音を出してる曲も多いんだけど、この曲はシンプルに歪ませただけのギターで、なんとなく気怠さを感じるリズムと音程を作り出しているのがツボにハマりました。めんどくせえな〜〜って思う朝にこれを聴きながら会社に行ってたなぁ。
ハイウェイ/羊文学
通勤中によく聴いてたシリーズでいくと、この曲も。羊文学もRoadkillと同じくらい音を歪ませたギターで、大変聴きやすかったです。やっぱ時代はギブソンよりもフェンダーなんだろうね。
ユメヲカケル/ウマ娘
今年はなんと言ってもウマ娘ブームが凄かったですよね。今まで競馬に興味が無かった人たちが、アニメから入って現実の競馬の面白さに気付いてもらえたのは本当に嬉しかった。そういった人たちにとって、最初のキッカケを作れたのはこの曲があったからじゃないかな。ほんと神曲ですよ。僕は、アニメ二期最終話有馬記念後のライブで、この曲を歌いながら投げキッスをするナイスネイチャが大好きです!(迫真)
乱数調整のリバースシンデレラ/粗品
競馬繋がりで行けば、霜降り明星の粗品のYouTubeは面白かった。生涯収支マイナス1億円君を皮切りに、複勝生活激熱君や、正直単勝一本勝負君、トリプル馬単キャリーオーバー君、そして競馬警察といった様々なキャラクターが毎週のように現れては予想を発表し、綺麗に外していくという流れはリアルタイムで見ていて腹抱えて笑わせてもらいました。僕は複勝生活激熱君が引き起こした福島平場オッズ破壊事件が一番好きですね。前置きが長くなってしまったけれど、そんな粗品はボカロで曲も作っていて、中でもこの曲は普通にめちゃ良いです。こんなに多才なのに競馬だけは当たらないってのが良いさじ加減だよね。
五等分のカタチ/中野家の5つ子
アニメで言えば、五等分の花嫁にもハマりましたねぇ〜。三久派だったので、見ていて胸が…張り裂けそうに…ウッ…ってなりました。コラボキャンペーンをしていた富士急に行くほどのハマりようで、瞬間最大風速でいえば今年最大のハマったコンテンツじゃないでしょうか。こういう良いアニメって、ほんと主題歌もいいですよね〜。サビの
ドキドキ鼓動が早くなる
気づいているのかな
いつからこの想い変わったんだろう?
という歌詞にときめいていたんですけど、まさか半年後に「ドキドキしないから」という理由で振られることになるとは。この時の自分に気づかせてあげたかった。。
St.Louis Blues/Chuck Berry
ブルーな気持ちになることも多かったので、ブルースもよく聴いてました。ロックンロールの原点ということで、チャック・ベリーを好んで聴いてたんですけど、ギターやペダルの種類も今より全然少なくてシンプルに歪ませるしか無かった時代のロックンロールの音って素晴らしいですよね。小細工なしに感情をぶつけていく感じ。チャック・ベリーで言えば、Johnny B GoodやCarolの一番最初に出てくるザ・ロックンロールなフレーズも大好きです。
Rocks Off/The Rolling Stones
昔のロックというジャンルでは、相変わらずストーンズもよくかいつまんで聴いてました。中でもこの曲はめちゃくちゃ聴きましたね。一振り目のコードストロークで心をグッと掴んでから、一言目の「I hear you talking' when I'm on the street」の言い方が渋くてエロい。そこだけ何回聴いても飽きない!
Heart of Gold/Neil Young
重い腰を上げて、ニール・ヤングもちょっとずつ聴き始めました。僕だけなのかわからないけれど、ボブ・ディランとかニール・ヤングみたいな、ギターとハーモニカで意味深な歌詞を歌う人たちの曲を聴くのって結構気合が要るんですよね。。ただ、聴き始めると渋い強弱がついたハーモニカが心に染みて、あぁ深い…ってなるんですよ。英語だから何言ってるかわからないけど。この曲なんかも、まず曲名がカッコいいですよね。馬名に最適じゃん!今年の馬名選挙にハートオブゴールドで応募しよう!と思ったけれど、普通に過去にこの名前の馬がいました。。
These Walls/Kendrick Lamar
ロック以外だと何聴いてたの?となると、今年はヒップホップですかねぇ。MCラップバトルを見るのにハマってた時期があって、その流れでアメリカのラッパーの曲もちょこちょこ聴いてました。中でもこの曲が一番好きですね。歌詞が「Sex」から始まるんですよ!最高じゃないですか!サビにちょっとチラつかせているブリッジミュートさせたギターも結構好みです。
Feel Like Makin' Love/D'Angelo
ヒップホップを聴き始めたことで、ディアンジェロを改めて聴きなおすことも多かったです。その中でもこの曲は、元々はロバータ・フラックという結構昔の人の曲で、これまでに色んな人たちにカバーされていて、人によってはファンク色を強めたり、バラードっぽくしたりと色んなアレンジがされてきたんですけれど、ディアンジェロのカバーは異色。ディアンジェロらしい、密室感のある音と混じり気のないファルセット。彼の「Feel Like Makin' Love」についての解釈が伺えて、聴いていて面白いですね。
I Could Never Take The Place Of Your Man/Prince
はい。やっと最後です。ディアンジェロからのプリンスです。やっぱり最後はプリンスです!!これはもうね、歌詞ですよ、歌詞。要はタイトルそのまんまのことを歌ってるんですけど、まあ〜共感しますね。。何の因果関係があるのか知らんけれど、僕が付き合ったりする人は過去の彼との恋愛を重く引きずったりしてるんですよね。たぶん僕で上書きしようとしてるところは多少あるはずで。仮にその気はなくても、少なくとも過去の話を聞けば僕はそういう気持ちになりますわな。だからな、言うな!過去を!こっちは知りたくもないんじゃ!あーーーー!!!!って時の感情を間奏での圧巻のギターソロで綺麗さっぱりプリンスが流してくれます。やっぱりプリンスは最高ですね。
他にも色々と書きたい曲はあったんですけど、一旦ここまで。振り返ってみると、いろんな曲を聴けたし、それに付随したいろんな思い出もあるなぁ〜、としみじみです。来年はどんな曲を聴くんだろう。またいい曲に出会えますように。