NIKKI

なんかお腹痛いなぁ…って思った時に書いてるブログ

ギターを求めて三千里

 

最近ずっとギターを探している。ギターを弾くよりも探す方を楽しんでるんじゃないか、というほど探している。かれこれギターを弾き始めて2,3年ほど経つが、ある程度弾けるようになってきたので、そろそろちゃんとした"いいギター"が欲しい、そしてバンドをやってみたい、という気持ちが高まってきて、大体15〜20万円程度のギターを買ってやろうじゃないか、と決意している。

 

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今使っているのは、↑のフェンダーストラトキャスターで、確か1984年頃の日本製のものだ。それまでは、クッソ安い入門用のテレキャスターを使っていたんだけど、ストラトも弾いてみたいとふと思っていたときに、地元のハードオフ的な店でこのギターに出会った。友達と飲みに行った帰りで、22時くらいだったと思う。なんとなくこのまま帰るのもなぁ、と思っていて、不良の溜まり場になっていたこの中古ショップに吸い込まれていった。漫画(刃牙道)を立ち読みした後に、ギターコーナーに赴くと、ジミヘンを思わせるこのクリーム色のストラトが置いてあった。軽く試奏してみると、センターピックアップの音が良くて、すぐに気に入った。価格も4万円と微妙なものであったが、酔ったテンションであんまり考えずにスッとクレカを出してしまった。特にケースとかはもらえなかったので、そのままの状態で歩いて持って帰っていたら、いろんな人にジロジロ見られた。帰ってからは、母に「なに買ってんの??飲みに行ったんじゃなかったの?」と言われたので、「飲みに行ったからじゃないかな」と答えた。その日以来、テレキャスを弾くことはなく、圧倒的な弾きやすさと音の幅広さ、便利さによってこのストラトしか弾かなくなった。何よりもフロント&センターのハーフトーンの音が良いので、カッティングの練習をよくするようになった。

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ストラトはピックアップ(音を拾うマイク)を3つ搭載しているので、5種類の音が出せる

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↑対して、テレキャスはピックアップが2つなので、3種類の音が出せる

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フェンダー社の他のギターのジャガー(上)とジャズマスター(下)もピックアップは2つ

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ギブソン社のレスポールもピックアップは2つ

というように、ギターというものは基本的にはピックアップが2つなんだけれど、ストラトは3つあるのが大変素晴らしく、引き出せる音の幅が大変広いのだ。(すっごいざっくりにいうと、フロントはジャズちっくな音、リアはロックちっくな音) 特に僕はCory Wongへの憧れから、フロント&センターでのカッティングプレイができるようになりたいと思っているので、もうこの時点でストラト以外のギターを買う、という選択肢がないのだ。

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さて、じゃあストラトを買いましょう、となるのだが、ストラトにもいろんなストラトがある。ビンテージ仕様のものか、モダン仕様のものか、フェンダー社のものか、それ以外のものか。見た目は大体同じなんだけど、搭載しているマイクの種類や、木の材質、ネックの形状、ペグのグレードなどによって、音や弾きやすさは全然変わってくる。あまりの選択肢の多さに僕のクレジットカードもたじろいでしまっている。そんな迷える子羊な音楽バカ共のために、フェンダーシグネチャーモデル、というものを作ってくれている。著名なギタリストが使っているフェンダーのギターを(ギタリストが勝手に改造した部分も含めて)徹底的に研究して、そのそっくりのギターを作ろう、というものだ。有名どころでいうと、エリック・クラプトンジェフ・ベック、ジミー・ヘンドリクスのストラトはよく見かける。そのシグネチャーモデルについ最近、コリーウォンが追加されたのだ!!

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しかし、高え。。そして、これの面白いところは、コリー本人は15万くらいで買ったやつを使っているところだ。15万のギターを再現したのに、なぜ30万になるんだい、フェンダーくんよ。さすがにこれではちょっと購買意欲は失せる。

 

対して、フェンダー社以外を見てみると、我が長野県のギターメーカーが数多く並んでいる。有名どころだと、フジゲン。家のめっちゃ近くに工場があるため、ものすごく地産地消だ。値段も高すぎることもなく、おそらくコスパで言えば最高峰なのだと思うが、グッとくる色がないのだ。あと、近くの楽器屋にはフジゲンは置いてないので、試奏する機会がないというのも、う〜んなポイント。

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海外メーカーに目を向けると、最近ではPRS(ポールリードスミス)が熱い。フェンダーと喧嘩別れしたジョン・メイヤーを引き込み、現代のストラト使い最高峰とも言える彼専用のストラトタイプのギターを作ってしまったのだ。その名も、Silver Sky。カラーもいろいろ選べて面白い。

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ジョンがライブにギターを忘れたとしても、楽器屋で買ってきてすぐにライブができる、というコンセプトで作られているため、大変品質が良い。QCの教育がよくできている。値段は大体28万くらい。まあでも、その値段でジョンメイヤーと全く同じギターが弾けるのなら、安い方だろう。だけども最近は、ジョンはさっきのコリーウォンモデルのストラトをライブでよく使っているし、コリーはSilver Skyを使っている。なんなんだ、こいつら。ホモかよ。せっかく自分専用のギターがあるのに、なんで人の使うんだよ。その二人が大好きな俺はいったいどっち買えばいいんだよ。

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コリーウォンモデルを使うジョンメイヤー

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ジョンメイヤーモデルを使うコリーウォン

 

 

というわけで、ずっと彷徨っている。髪型はジョンメイヤーを目指している。