NIKKI

なんかお腹痛いなぁ…って思った時に書いてるブログ

スキー場での雑感

この冬はほんとよくスキー場に行っているのだが、ゲレンデというものは本当に疲れる。それは僕がふかふかのパウダーばかりを狙っているせいなのだが、降雪予報やリフトの運行状況、混雑具合などを加味して一番良いであろうスキー場に行き、リフト待ちをし、他の人の滑った跡がないようなところを選んで滑り、パウダーが無くなる前に忙しなく昇降を繰り返すのはやっぱり疲れるものだ。だいたいよく考えてみれば、僕がパウダー(非圧雪)やツリーランにハマったきっかけはゲレンデではないし、タダで誰もいない場所で好きなように滑るのが楽しかっただけに過ぎない。今シーズンに入ってからはバックカントリーでの滑りの上達のためにスキー場には頻繁に行くようにしていたが、なんだかもうそれもめんどくさくなってきた。そもそも人が滑った跡(ちょっと硬いし段差もあるし)を滑る技術と全くの新雪を滑る技術は違う気がするし、いくらゲレンデで上手くなったところで、安全第一の山でそれができるかっていうと、そうともいかないだろう(最低限はゲレンデで鍛えなきゃいけないとは思うが)。あとはなんといっても、実際のバックカントリーに行ってスケールの大きい自然地形の中を滑っていると、スキー場という人工的に用意された環境と安全が確保された状況で滑らざるを得ないのは面白味がない。別にスリルを求めて山に行っているわけではないんだけれど、下山した時の達成感だとか、地図と実際の地形を見ながらルートを考えている時の不安とワクワクの入り混じった気持ちだとか、結局はそういうもので僕は満たされているんだな、とゲレンデの荒れたパウダーを滑るほど実感する。あと金もないし。

まあ今のところはこんなことを考えているのだが、来月北海道に行った時にはどう思うのだろう。基本は羊蹄山でのバックカントリーを中心にするつもりだが、もちろんゲレンデも滑ってはみたい。そして、その時の気持ち次第で僕が数年後、どこに住んでいるのかは結構変わってくるのかもしれないな、と思う。

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