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なんかお腹痛いなぁ…って思った時に書いてるブログ

利尻島ホッケ祭りの旅①

 

食堂に向かって歩いているとき、橋本くんはゴールデンウィークは何するの?と同じ課のおじいさんから聞かれた。恒例の利尻島ですよ、と答えると、まじかよ〜羨ましいよ〜、一生で一回は行ってみたいんだよなぁ〜、と羨望の眼差しを向けてくれたので、贅沢な遊びをさせてもらってるんだなぁ、としみじみ思う。同年代であれば、実家に帰省するか、フェスにでもいくか、競馬場に行くくらいしか長期連休はやることがないと思うのだが、僕には"利尻島"という選択肢があることが嬉しい。山も海も、あたたかい人たちも。旧式のパチンコ台も。知らない人からすれば何もない島かと思うかもしれないが、"現地の友達" "現地の母" "スキー" "釣り竿" "40Lのゴミ袋" の便利な5つ道具を揃えておくだけでとても面白い島になるのだ!

 

4月28日

午前中、在宅で仕事をする。まず仕事の定義について考えたい。パソコンを起動し、Teamsを常にオンライン表示にしておくことを仕事と呼ぶのなら、僕は真面目に仕事をしていたと思う。書きかけの図面を開いたまま、部屋から車へ荷物を運ぶ。テント、焚き火台、テーブル、イス。結局使わなかったが。そうこうしている内にあっという間に12:30を迎え、僕は無敵の状態となった。そう、午後半休。一般社会よりもほんの少し早くゴールデンウィークに突入した僕は、颯爽と車に乗り込み、新潟港を目指す。冬の間にバックカントリースキーをするために何度も通った高速道路から見える山々は、雪がめっきり減っていた。初冬の頃に転けて失くしたスキー板もそろそろ出てくる頃合いだろう。探しに行かないと。約4時間ほど。ほぼ自動運転で新潟港に着いた。はやる気持ちを抑えられず、3時間ほど早めに着いてしまった。やることがないので、本を買ったり、去年の夏、同じようにフェリーを待っていた時に、その辺の鳩を集めてフリースタイルラップバトルを聴かせていた広場を眺めたりしていた。そんなことをしていると、あっという間に日は暮れ、乗船の時間となった。

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車ごと船に乗り込み、自分のベットに荷物を置くと、すぐさま風呂に向かう。フェリーのお風呂って結構いいんだよね。こんな感じ。

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これにサウナも付いているので、風呂上がりにはめちゃくちゃ美味いビールが飲めるようになっているのだ。ということで、しっかりサウナで汗をかいた後、外に出てサッポロクラシックをいただく。船の中はもう北海道なのだ。

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4月29日

午後5時。電波の通じない十数時間にも及ぶ暇を乗り越え、ついに北海道の苫小牧に上陸。長かった。フェリーの辛いところはスマホが使えないところだよね。飛行機もそうだけど。さっそく車を走らせて旭川に向かう。途中で見えた山がとても綺麗で、思わず登りたくなった。北海道の山は雄大で、アルプスとはまた違った魅力があるように思える。自分の足で登ってみないことには分からないだろうけど。4時間ほど運転して旭川に着いた僕は、さっそく飲み屋街を巡る。知らない街で一人で飲む時は、カウンターの隅っこで気配を消し、地元の人たちの会話を聴くのが好きだ。この日は、ゴールデンウィークだからか、誰々は旭川に戻ってきてるだとか、そうではないとか。そういう話をしていた。たぶん僕も金沢に帰っていたら似たような話をしてたんだろうな。二件目の日本酒BARで男女3:3くらいで旅行中の大学生グループとちょっと話したり、ドエロい店に入るかどうか迷ったり。旭川の街を少しだけ味わえた。
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4月30日

昨晩は遅くまで飲み歩いていたが、頑張って早起きをして、稚内を目指す。昼過ぎのフェリーに乗らなければならないのだ。それにしても北海道は長い。あと単調。ひたすらに直線道路と変わり映えのない景色が続くので、瞼が徐々に下がってゆく。眠くなっては車を停めて写真を撮って、を繰り返し、フォルダには後から見返さないであろう写真が溜まっていく。途中しばらく見えていた大雪山は圧倒的で、何枚も似たような写真を撮った。ん〜、この山は登りたい。

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やっと稚内港まで辿り着くと、荷物の準備をしなくちゃいけない。ここで車は置いていくため、これから数日間の、持てる限りの遊び道具を持って、フェリー乗り場にむかう。スキーセット。登山靴。ピッケル。釣り竿。同じフェリーにのる人たちから、こいつは何者?という視線を向けられながら、利尻島へと向かう。

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稚内から利尻島までは意外と近い。2時間くらいだ。天気の良い日は稚内から島が見えるくらいだし。意外と気軽に行ける島だと思うんだよね、利尻島って。船からは利尻島がだんだん迫ってくるように見えるのだが、その迫力が凄い。この船からの景色を見るだけでも利尻島に行く価値がある気がするな。

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利尻島に着くと、便利な5つ道具のうちのひとつ。"現地の友達"が迎えに来てくれた。壊れかけのパジェロに乗り込むとさっそく「今から行者にんにく取りに行くから」と言われ、斜面へと連行された。島について30分も経たないうちに山菜取りが始まる。とりあえず今日食べる分だけとればいいよ、と言われたので、レジ袋一袋分ほどを採り、我々は温泉へと向かった。ホテル利尻の温泉は、ふるさとサポーターなるものに申し込んでおけば無料で入れるので、利尻に行かれる方はぜひご活用ください。詳しいことは全部"現地の友達"がやってくれたので、僕は何も知らないが、なんかをいい感じに申請すれば↓のような券がもらえて、↓のような温泉に入り放題となるのだ。

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夕陽を眺めながら露天風呂に浸かっていると、現地の友達がお風呂の掃除をしているお兄さんに話しかけられていた。「今日の夜イカ釣りに行くからよぉ、9時半くらいにとりに来なよ。いつもの漁港に。」この距離感が利尻島なのだ。現地の友達とお兄さんは友達っていうほどの間柄ではないし、お互いの名前もよく知らない。なのに、こうなる。食べ物は偉大だ。

風呂から上がった我々は、便利な5つ道具のうちのひとつ。"現地の母"であるマキちゃんの店に行者にんにくを携えて向かった。マキちゃんは去年の夏に利尻島でウニ・アワビフィーバー旅をしていた時に、我々にご飯を作ってくれたりと大変良くしてくださった人だ。僕たちが書いたエッセイ本も読んでくれていて、僕のことを「先生」と呼んでくれている。それにしても、あの本を読んだ某大学の教授からは「ベストセラー作家」と呼ばれていたりもしているので、なんだか自分が凄い人間になった気がして偉そうになってしまう。やっぱり本のクオリティーはどうであれ、ブログのような電子的なものではなく、ちゃんとした本として作ったのが良かったよな、と改めて思う。そんなことはさておいて、島に着いて30分で採った行者にんにくをマキちゃんに天ぷらと炒め物にしてもらった。めちゃうま〜い。自分で採ってきた物を人に作ってもらって食べるのは最高だなぁ。怠惰な自分に乾杯だ!マキちゃん、ありがとう。

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9時過ぎに店を出て、我々は漁港へ向かう。港では何台かの車が停まっていて、数人が海面を明るく照らしていた。産卵のために湾内にやってきたイカを光で集め、それを針でひっかけて釣るそうだ。車を降りて明かりに近づくと、温泉のお兄さんが「いやー今日はあんま釣れないわ」と言って、イカを1杯くださった。「1杯しかあげれなくてごめんね。ほんとは人数分あげたかったんだけどね〜」いやいや。どれだけ優しいんだ、この人。それとももう飽きるほどイカ食ってんのかな。両方か。

イカを手に入れた我々は、現地の友達の家に入り、さっそくイカを食べる。さっきまでその辺にいたイカだ。美味くないわけなかろう。サッポロクラシックも今日何本目だろうか。利尻に着いて数時間しか経っていないのに、こんなに楽しく、美味しいものに囲まれて。おらぁ、幸せだぁ〜ʅ(◞‿◟)ʃ  (その②に続く。。)

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(なかなかホッケのところまで辿り着かん…)

悪夢・大阪杯(G1 芝2000m)

 

春。それは出会いと別れの季節。僕の勤める会社でも、退職や異動がいつもより多く広報に載っていた。自分の周りで言えば、OJTとして色々指導してくれた先輩の異動と、入社年次は1個上だけど年は3つ下の先輩(後輩??)の加入。自分自身の仕事内容は特に変わらないが、職場の若手メンバーが着々と増えてきて、職場内勢力が拡大しているのをひしひしと感じる。

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先週の昼休みに、加入してまだ二日しか経ってない先輩(後輩)が突然こう切り出した。

「自分、失恋したばっかりなんですよね…」

…。えっ…?なんだその香ばしい話は。というか、そもそも彼女いた事を知らんかった。詳しく語り出す彼の目には明らかに失意が感じられ、女性という生き物に対する不信感が募っているようだった。だが、それを解決する術をまだ知らない為か、女性との嫌な思い出を別の女性で上書きしようとしていた。まだ23歳だもんな。26歳の僕から言わせて貰うと、そんな気持ちの時は誰かで紛らわすんじゃなく、ただただシコる。めちゃくちゃシコる。自分の精が尽き果てるまでシコれば、大抵のことはどうでもよく思えてくるし、誰かを傷つけることもない。まさにSDGsだ。好きなAVメーカーはSODだ。

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信じていた人に、裏切られる。これは中々辛い。立ち直るにも時間がかかるし、何より立ち直り方が分からない。相手が100%悪いのか、自分にも非はあるのか。反省すべきことなのか、完全に忘れるべきことなのか、それがよく分からなくなって、自己嫌悪に陥る。先輩(後輩)はそんな様子だったから、とりあえず夢中になれるものが欲しいという本人の要望もあり、趣味としてギターをお薦めした。おそらく、モテたいという気持ちが強いのだろう。その次の日にはギターを買いに行ったので、ちょうどいい粗大ゴミの処理ができると思った僕は、いらなくなったアンプやエフェクターもプレゼントした。辛い恋愛を忘れられるほどギターを上手く弾けるようになる頃には、きっと時間が解決してくれているのだろうけど、次の恋には役立つといいな。

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色々と自分の経験を振り返ってみても、信じる、ということはとても難しい。僕は、基本的には相手は相手だし、結局のところ他人なのだから、信じることでプレッシャーみたいなものを感じさせてしまうのは、なんだか申し訳ないな、と思ってしまう。同様に、相手に100%信じられるのも気持ち悪くて、信じるにしてもせいぜい30%くらいにしときなよ、と思う。僕の人間に対しての考え方はこんな感じなのだが、本当に難しいのは、馬。馬だよ、馬。ほんっっっとに難しい。競馬って。
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今週末、僕は信じて疑わなかった。調教のタイムも、枠順も、パドックも、なんでもいいとすら思っていた。買った馬券は三連単1着固定。オッズ的には旨味はないが、もちろん単勝もしっかり買った。それほどまでに信頼していたのだ。エフフォーリアを。コントレイルも、グランアレグリアも、クロノジェネシスも、かつて「銀行」と呼ばれた馬たちをことごとく破綻させ、己自身も「銀行」と呼ばれるに相応しい、G1単勝オッズ1.5倍以下の立場となって初のレースを迎えたエフフォーリアを信じない理由がなかった。先週の高松宮記念で惨敗を喫してもへこたれなかったのは、大阪杯のエフフォーリアで的中させる自信があったから。渓流釣り用のちょっといいリールを買ったのも、エフフォーリア銀行でお金が1.5倍になると思っていたから。結果、9着。

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惨敗直後、僕は目の前の結果を信じることができず、無意識のまま中山12Rと阪神12Rに手を出してしまった。しっかり負けた。ギャンブルの辛い出来事をギャンブルで上書きしようとしても、傷を深くするだけだった。信じていたのに、裏切られるのはとても辛い。気持ちは重く、財布は軽くなった。とりあえず、シコろう。

 

これが私のアナザースカイ

 

最近仕事の疲れが溜まっていて、パーっと遊びたい気分になった。そこで、自分なりのパーっを追求すべく、旅に出ることにした。

朝8時、塩尻駅から特急しなのに飛び乗って、まずは名古屋に向かう。乗車直後から缶ビールを開け、じゃがりこをつまみにアルコール消毒を施した。コロナ対策も万全だ。流れる車窓からはいろんな川が見れて、ここは魚が釣れるかもな〜とか考えていた。

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名古屋に着いてからは新幹線に乗り換える。曇天模様だが、心は晴れ模様。そう、有給を取って旅に出たのだから。
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新大阪に着くと、即座に新今宮に向かう。串カツだ。僕の中では大阪といえば、串カツなのだ。さっそく通天閣を目印に新世界に飛び込んで、いい感じの店に入る。周りは卒業旅行らしき大学生グループやカップルがほとんどだった。席に着くと、生中と何本かの串カツを頼んだ。大阪で串カツを食う、というだけでなんだか楽しくなり、串カツが来るまでに生中を飲み干してしまった。

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しばらく待つとやっと串カツがやってきた。やっぱり美味い。カロリーは正義なのだ。僕の住んでいるところにも焼き鳥屋以外に串カツ屋もできればいいのにな。松本駅前の串カツ田中が1日に10cmずつくらいだんだんこっちに寄ってくればいいのに。

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食後は、待ち合わせをしていた友達と合流してスパワールドに。串カツからのスパワールドのこの流れ。ほんまに大好きなんやで。
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スパワールドというのは不思議な空間だ。何時間いても飽きない。無限に友達と語っていられる。仕事の話とか恋の話とか、確定拠出年金の話とか。3時間ほどでスパワールドを出ると、すでに夜になっていた。ここから通天閣の写真を撮ると、ちんぽに見える。大発見だ。
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夜ご飯はもう一人の友達と合流してお昼とは別の串カツ屋へ。全然腹減ってなかったけれど、しっかり食べて、しっかり飲んだ。だって有給だもん。ここで合流した女友達は、彼氏とそろそろ同棲を始めるらしい。だけども、部屋を探したり、家電を買ったりするのに全然協力してくれないらしくて、愚痴をこぼしていた。難しいよね、その辺の話って。結婚と恋愛は違うというけれど、結局ちんぽの相性が良ければいいんじゃない?と言ったら激しく頷いていた。恐るべし、ちんぽ。なんか悔しかったので、彼女と飲みにいってるみたいな感じで女友達の写真を撮ってインスタに載っけた。今後ともちんぽと上手くやってくれ。でも、世の中にはたくさんのちんぽがいることを忘れないでほしい。そのちんぽで本当にいいのか?整理整頓や家事ができないちんぽで本当にいいのか?まだ慌てる時間じゃないはずだよ。

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翌日、整理整頓と簡単な料理はできるけど、ギャンブルが大好きなちんぽである僕は阪神競馬場へと向かった。久しぶりの競馬場。馬の匂い。自然と胸は高鳴る。絶対儲けるぞー!おー!

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2時間後、財布にあった5枚の英世は姿を消してしまった。焼きそばはとても美味しかった。

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もう後がない。なんとか小銭をかき集めて、中京10Rに勝負をかける。渾身のワイド5頭BOX。これが外れたらもう友達に金を借りるしかない。土下座だ。ヘリウムよりも軽い土下座をするしかない。

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目を見開いてレースをみる。あっ、あ、あっ、あぁ〜〜〜。外れた。ダメでした。と思っていたけども、結果をよくみると、ん?なんか当たってね??あ、マークミスして馬券買ってたわ。。そう、9と10を間違えて記入したことにより、7040円を手に入れてしまった。完全復活。

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ここからはノリに乗った。3連複一点で的中やワイドを着実に当て、最終的には諭吉を手にすることができた。ギャンブルの神様が微笑んでくれた。ありがとう!ほんまに大好きやで!大阪!

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競馬場を後にした我々は、競艇場に向かった。まだギャンブルは終わらない。我ながらゴミクズだと思うが、競馬で当てた金で競艇場で飲むビールはA1級に美味い。

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あんまりよく覚えていないけど、たぶん2000円くらい失った。ボートを眺めてただけなのになぁ。怖いねえ、三連単

 

翌日は朝食をミスドでとり、再びスパワールドに向かった。スパワールドでは露天風呂からあべのハルカスが見えるんだけど、それに気づいて「あべのハルカスから望遠鏡でスパワールドを見たら女風呂覗き放題じゃね?」と友達に言ったら、そのあと露天風呂にやってきた高校生くらいの男子も彼の友達に同じことを言っていて、とても切なくなった。「高性能な望遠鏡」という発想も全く同じで、やっぱおれって設計とかの仕事はやらない方がいいのかな、と思った。

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その後はウインズ難波に赴き、京都大賞典の馬券を買った。結果はディープボンドを1着固定にし、見事的中。ボートレースで失った金を取り戻した。やっぱり競馬は最高だ!でもパチンコもスロットも競艇も大好きだ!!

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競馬後はニートの友達と合流し、王将で勝利の飯を食った。ニートは最近ベイブレードがめっちゃ強い彼女が出来たらしく、とても生き生きとしていた。幸せそうな彼を見るのは本当に久しぶりで、とても安心した。やっぱり、金よりも愛の方が大切なんだな、ってつくづく思うよ。早く貸した金返して欲しいけど。まあ、しばらく使うことのなかった彼のディープチンポも彼女の中でベイブレードしていることだろうし、借金の催促はしないでおいた。

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その夜はニートの家に泊まって、愛がなんだ、という映画を観させられた。なんだこのシチュエーション。Netflix契約する余裕あるなら早く金返せや!7万返せや!!

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翌日、蓬莱の豚まんを買って帰宅。この三日間、いろんな美味しいものを食べて、会いたかった人に会って、賭けたかった馬に賭けて。いいストレス発散になりました。また疲れが溜まったら行きたいと思う街、大阪。これが私のアナザースカイ。

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(好きなダービー馬はディープスカイ)

ギターを求めて三千里

 

最近ずっとギターを探している。ギターを弾くよりも探す方を楽しんでるんじゃないか、というほど探している。かれこれギターを弾き始めて2,3年ほど経つが、ある程度弾けるようになってきたので、そろそろちゃんとした"いいギター"が欲しい、そしてバンドをやってみたい、という気持ちが高まってきて、大体15〜20万円程度のギターを買ってやろうじゃないか、と決意している。

 

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今使っているのは、↑のフェンダーストラトキャスターで、確か1984年頃の日本製のものだ。それまでは、クッソ安い入門用のテレキャスターを使っていたんだけど、ストラトも弾いてみたいとふと思っていたときに、地元のハードオフ的な店でこのギターに出会った。友達と飲みに行った帰りで、22時くらいだったと思う。なんとなくこのまま帰るのもなぁ、と思っていて、不良の溜まり場になっていたこの中古ショップに吸い込まれていった。漫画(刃牙道)を立ち読みした後に、ギターコーナーに赴くと、ジミヘンを思わせるこのクリーム色のストラトが置いてあった。軽く試奏してみると、センターピックアップの音が良くて、すぐに気に入った。価格も4万円と微妙なものであったが、酔ったテンションであんまり考えずにスッとクレカを出してしまった。特にケースとかはもらえなかったので、そのままの状態で歩いて持って帰っていたら、いろんな人にジロジロ見られた。帰ってからは、母に「なに買ってんの??飲みに行ったんじゃなかったの?」と言われたので、「飲みに行ったからじゃないかな」と答えた。その日以来、テレキャスを弾くことはなく、圧倒的な弾きやすさと音の幅広さ、便利さによってこのストラトしか弾かなくなった。何よりもフロント&センターのハーフトーンの音が良いので、カッティングの練習をよくするようになった。

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ストラトはピックアップ(音を拾うマイク)を3つ搭載しているので、5種類の音が出せる

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↑対して、テレキャスはピックアップが2つなので、3種類の音が出せる

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フェンダー社の他のギターのジャガー(上)とジャズマスター(下)もピックアップは2つ

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ギブソン社のレスポールもピックアップは2つ

というように、ギターというものは基本的にはピックアップが2つなんだけれど、ストラトは3つあるのが大変素晴らしく、引き出せる音の幅が大変広いのだ。(すっごいざっくりにいうと、フロントはジャズちっくな音、リアはロックちっくな音) 特に僕はCory Wongへの憧れから、フロント&センターでのカッティングプレイができるようになりたいと思っているので、もうこの時点でストラト以外のギターを買う、という選択肢がないのだ。

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さて、じゃあストラトを買いましょう、となるのだが、ストラトにもいろんなストラトがある。ビンテージ仕様のものか、モダン仕様のものか、フェンダー社のものか、それ以外のものか。見た目は大体同じなんだけど、搭載しているマイクの種類や、木の材質、ネックの形状、ペグのグレードなどによって、音や弾きやすさは全然変わってくる。あまりの選択肢の多さに僕のクレジットカードもたじろいでしまっている。そんな迷える子羊な音楽バカ共のために、フェンダーシグネチャーモデル、というものを作ってくれている。著名なギタリストが使っているフェンダーのギターを(ギタリストが勝手に改造した部分も含めて)徹底的に研究して、そのそっくりのギターを作ろう、というものだ。有名どころでいうと、エリック・クラプトンジェフ・ベック、ジミー・ヘンドリクスのストラトはよく見かける。そのシグネチャーモデルについ最近、コリーウォンが追加されたのだ!!

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しかし、高え。。そして、これの面白いところは、コリー本人は15万くらいで買ったやつを使っているところだ。15万のギターを再現したのに、なぜ30万になるんだい、フェンダーくんよ。さすがにこれではちょっと購買意欲は失せる。

 

対して、フェンダー社以外を見てみると、我が長野県のギターメーカーが数多く並んでいる。有名どころだと、フジゲン。家のめっちゃ近くに工場があるため、ものすごく地産地消だ。値段も高すぎることもなく、おそらくコスパで言えば最高峰なのだと思うが、グッとくる色がないのだ。あと、近くの楽器屋にはフジゲンは置いてないので、試奏する機会がないというのも、う〜んなポイント。

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海外メーカーに目を向けると、最近ではPRS(ポールリードスミス)が熱い。フェンダーと喧嘩別れしたジョン・メイヤーを引き込み、現代のストラト使い最高峰とも言える彼専用のストラトタイプのギターを作ってしまったのだ。その名も、Silver Sky。カラーもいろいろ選べて面白い。

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ジョンがライブにギターを忘れたとしても、楽器屋で買ってきてすぐにライブができる、というコンセプトで作られているため、大変品質が良い。QCの教育がよくできている。値段は大体28万くらい。まあでも、その値段でジョンメイヤーと全く同じギターが弾けるのなら、安い方だろう。だけども最近は、ジョンはさっきのコリーウォンモデルのストラトをライブでよく使っているし、コリーはSilver Skyを使っている。なんなんだ、こいつら。ホモかよ。せっかく自分専用のギターがあるのに、なんで人の使うんだよ。その二人が大好きな俺はいったいどっち買えばいいんだよ。

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コリーウォンモデルを使うジョンメイヤー

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ジョンメイヤーモデルを使うコリーウォン

 

 

というわけで、ずっと彷徨っている。髪型はジョンメイヤーを目指している。

 

猫に小判、豚に真珠、僕に金

 

先々週の山スキーで完全に燃え尽きたからか、アウトドア欲が皆無になっている。毎週山スキーへのお誘いは来るのだが、なかなか魅力的には思えず、金曜日には酒をしこたま飲んで映画を付けっぱなしにしたまま、ごろーんとベッドに横たわって気絶している。冬が始まってからは考えられなかったことだ。雪質と共に、着々と山への気力は失われている。

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そんな山への気持ちと反比例するかのように、自分の中で音楽への熱が高まっている。きっかけは色々あるが、一番はパルコ松本店で出会ってしまった、Ogi Factoryのギターだ。店内の信州産ギターコーナーの中で一際輝いていた、赤のストラトキャスター。しばらくこれをじっと眺めていると、店員さんが近づいてきて、弾いてみますか?と話しかけてきたので、買えないですけどいいですか?と一応のひとことを差し込んで試奏させてもらった。かれこれ30分ほど弾いていたと思うが、弾き心地もルックスも完全に僕好みで、何よりフロントとセンターのハーフトーンの音が胸の奥深くに突き刺さってしまった。それからというもの、毎日毎日このギターのことばかり考えていて、もはやそれは恋と呼んでも差し支えがないくらいであったが、値段的に買えるわけがないんだよなぁ〜、と自問自答を繰り返していた。それに、そもそもだ。仮にこのギターを買ったとして、このギターに見合う実力は無いし、僕に買われたらこのギター可哀想だよなぁ、もっと上手い人のところに行くべきだよなぁ、とか、この素晴らしい音を鳴らすためのアンプもペダルもヘッドホンもないんだよなぁ、と真っ当な買わない理由を並べて留まろうとしていた。

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ちょうどこの頃、なかなか仕事が大変な時期で、残業と詰問に疲れ果てていた。望んだ結果が出ず、納期が迫り来る中で、「で、どうするんですか?」とおっさんから冷たい目で詰められるのはなかなかにキツく、その最中に芽生える「そんなん知るか!」という気持ちのやり場に困っていた。厳冬期は週末に山を登ってパウダーを滑れば、そういう気持ちは流れていったが、パウダーが無い今、発散できるものがなく、ただイライラを募らせるだけであった。せめてもの簡単に気持ちよくなろうとして、家で酒をガブ飲みしていると、結局のところ、自分の設計者・技術者としての実力不足、知識不足、経験不足でしかないんだよな、という事実ばかりが浮かんでしまい、故に冷たい目のおっさんを非難する気にもなれず、かといって勉強するわけでもなく、ただ、どよ〜んと酔っているだけで、より一層募らせるに過ぎなかった。

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そうした日々の中で、音楽は明らかに僕を支えてくれていて、コリーウォンやジョンメイヤーのギターは脳内を瞬間的に無な状態にさせてくれた。

https://youtu.be/XyF2lHZt8Mo

中でも、ジョンメイヤーのWaiting On the World to Changeのライブ動画は素晴らしく、何度かこのギターソロをコピーすべく練習しているうちに、もっといいアンプが欲しい。。そう思うようになり、気がついたら、

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買ってしまった。このアンプは大変面白く、スマホアプリでエフェクトをかけることができ、そのプリセットは世界中のユーザーと共有できる、という優れものだ。さっそくどこかの誰かが作ったジョンメイヤーのプリセットをダウンロードして弾いてみると、確かにジョンメイヤーっぽい音がする。次にコリーウォンのプリセットをダウンロードして、ハーフトーンで弾いてみると、これはかなり本物の音に近い気がする。

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うん、めちゃくちゃ楽しい。イライラした時はAC/DCやジミヘンのゴリゴリに歪んだ音で爆音を鳴らすのもいいし、気分が良い時はフロントピックアップとジャズ系のプリセットで丸い音を出すのもいい。何にせよ、僕の心に完全に火がついてしまった。

 

これで1週間ほど遊んでいると、ちょっとした疑問が浮かび上がってくる。もしかしていいヘッドホン使えば、もっといい音になるんじゃない?そう思っているうちに、

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買ってしまった。ヤマハの3万もするヘッドホン。惜しげもなく貢いでしまった。さっそくこれを使ってまずは曲を聴いてみると、今までちゃんと聴き取れていなかった音が着々と拾えてしまう。ハイハットの微妙なニュアンスや、ベースの動き、ギターでコードを弾いたときの一音一音の鳴り。ディアンジェロのUntitled(How Does It Feel)やくるりのその線は水平線などの、いわゆる本当に音が良い曲を聴くと、多幸感に溢れてしまう。誰かの冷たい目など、どうだってよく思えてくるくらいに。

いよいよアンプと繋いで自分のギターを鳴らしてみると、さっきの多幸感とは裏腹に、自分の下手さ具合に悲しくなってくる。カッティングの時に鳴らしたくない弦をしっかりミュートできていなかったり、ピッキングの強弱のちぐはぐさだったり、今までの安いヘッドホンだとかき消されていたものが、浮き彫りになってくる。まさにギターの基本とも言えることが全然出来ていないことに愕然とするが、このヘッドホンで練習を続ければ、いつかは憧れのギタリストたちの音に近づけるような気がして、嬉しい。なんというか、この感じ、山を登っている時と同じ感覚かもしれない。少しずつかもしれないけれど、正しい方向に進めば、いつかは絶景が待っているこの感じ。そして正しい方向に進むには、それなりに金が消えていくこの感じ。やっぱり僕はこういうのが好きだな。好きだから冬のボーナス全部消えたんだよな。。夏のボーナスもたぶん消えるんだよな。。馬も買いたいんだよな。。

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↑具現化した冬のボーナス

 

 

冷静に考えると、我が家のオーディオ環境がなかなかエグいことになっている。さっきのヘッドホンに加えて、

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テレビはこのヤマハのステレオスピーカーで、

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スマホからはこのマーシャルのBluetoothスピーカーで。

こんなにも良い環境であるが、ヤマハからは競馬実況、マーシャルからはAV女優の喘ぎ声ばかり流れているという悲しい現実。やっぱ良いギター買っても、なんか申し訳ない気がしてきたわ。

 

 

(バンドやるならこんなバンドやりたい

https://youtu.be/g10h7-A4eCY)

 

里山バックカントリー 〜オッサン達に憧れて〜

 

朝5時。まだ星が散らばる中、会社の駐車場に集まった。今日は会社の山岳会の人たちとの記念すべき初の山行だ。コロナが出始めた頃に入社した僕(2年目)は、山岳会に名前だけ連ねてはいたが、歓迎会や山行が催されることもなく、ただの幽霊会員と化していた。夏であれば一人でだいたいのところはいけるから特に気にはしていなかったのだが、問題は冬。木曽駒ヶ岳八ヶ岳などの人が多く、登山道がはっきりした山なら一人でも問題はなかったが、今年から始めようとしていた里山でのバックカントリーは非常に難しいところがあった。登り方とか、登攀技術とか、そういった登山に纏わることの前に、車の置き場所。そこから分からなかった。里山というのはアルプスの山々と比べて大変マイナーであり、なおかつ冬に登る人なんて大変少ない。そのため、正式な駐車場なんてないし、登山口もはっきりとしていない。その辺りをネットで調べても曖昧な情報ばかりで、大変困っていたのだ。

そんな折、山岳会のLINEグループが突然動き、真名板山(小谷村にある里山雨飾山などの眺望がいいらしい)へのバックカントリーのお誘いを貰った。このチャンスを逃す手はない!必ずやオッサン達の知識と技術を盗まなければ!と思った僕は、やる気満々で参加を表明。そうして、朝5時。よく知らない会社のオッサン達(割と偉い)と集っていた。

 

四駆の車とルーフボックスを併せ持つ僕は、オッサン達からすると神のような存在だっただろう。子育てをひと段落したオッサン達は小さな車に乗り換え、車も二駆になっていた。そのため必然的に目的地までは僕の車で移動(現地の駐車スペースが狭く、一台で行きたいため)することになった。初対面の課長・部長クラスのオッサンたちを車に乗せ、僕の車は小谷村に向かう。こういう時に困るのが、BGMはどうしたらいいんだ問題だ。無難にラジオ、という手もあるが、いったんは僕の好きなダイアナ・ロスローリングストーンズなどの70〜80年代のファンクやロックを流してみた。すると、これがバカ受け。「これCD持ってるよ!」「昔ストーンズのライブに行ったんだよ!」と激アツなリアクションを貰い、入社2年目の25歳とは思えぬファインプレーをかました。やはりオールドミュージックは聴いておくべきだぞ、同期諸君。(注:ビートルズは優等生の音楽、と言われストーンズに戻された)

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2時間ほど運転して駐車場につくと、もう日は昇っていた。さっそくスキーにシールを装着し、歩き始める。始めは雪で埋もれた林道を10分ほど歩くと、いよいよ樹林帯に突入した。冬の山というのは雪で全てが埋もれるため、夏と違って登山道が存在しない。そのため、頂上に向かって自分で考えて進んでいかなければならない。さらにスキー板で登るため、できるだけ急斜面は避けたい。僕は、こうした条件の中で登る経験は非常に浅いため、地図の読み方や、ジグザグの切り方は見ていて面白いし、勉強になる。それに、まだキックターンすらスムーズにできない僕に、あれこれと優しく教えてくれるので、大変ありがたい。やはりオッサン達についてきてよかった。時には僕を先頭に立たせ、「自分で考えて歩いてみな」と口で説明するだけでなく、体験と共に教えてくれた。試されてんな、自分。と思ったが、やはり、会社でそこそこの地位についている人は教え方が上手い。自分で全てを考えて計画・管理をしないと楽しめないバックカントリーがしっかりできれば仕事も上手くできるだろうし、仕事が上手くできていれば、バックカントリーの上達も早いのだろうな。

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そうこうしている内に(5時間)山頂に到達。途中で急斜面でのキックターンができない僕が、気合いのツボ足登攀を余儀なくされる、などの迷惑はいくつかかけてしまったが、なんとか登頂。夏はなんてことない山が、冬にはかなりの難易度になるというのも面白いし、ここにはスキー板でなければ来れない、ということももっと面白い。ツボ足登攀中、全身が雪に埋まりそうになった僕に「スキー板ってすごいよな。人間が普通じゃこれない場所に行けるようになるんだからよ。」とストーンズ好きのオッサンが言った言葉が染みる。滑りだけじゃなく、登山道具としてのスキー。とても面白さを感じるし、それと同じくらい危険もあるってことだ。

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少し休憩して、お待ちかねの滑走の時間。急に雲がかかって視界が悪くなるが、なんとか滑る。密集した木が邪魔でゲレンデのようには滑れないが、大変面白い。自分で登ってきたからこそ味わえる興奮というか、足の底あたりから変な興奮成分が分泌されて、頭まで昇っていく感じがする。雪質は重く湿っており、パウダーには程遠いが、なんとか滑ることはできた。

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お互い動画を撮り合ったりしながら、ゆっくり滑って1時間ほどで下山完了。楽だわ。下山めっちゃ楽だわ。楽だし楽しいしスキーって素晴らしいね。天気がいいパウダーだったらもっともっと楽しいんだろうなぁ〜。あ〜。またすぐに行きたい、と思える山行でした。

帰りは怪しげな温泉に入り、再びローリングストーンズを流しながら帰宅。19時ごろに解散。いやー、それにしても朝早く起きてそこそこハードな山行をして、この時間まで元気なオッサンってすごいね。もう定年間近なのに。僕もこういうオッサンになりてえなぁ。なんとか今のうちに技術・経験・知識を学ばなければ。こちらからは四駆とルーフボックスしか提供できないが。。。

 

 

(永久に借りてていいよ、とビーコンとゾンデ棒を貸していただいた。ありがたい。)

2021年思い出の写真集

曲に続いて写真も、思い出のものを並べていきたいと思います。一応時系列順に。季節の移り変わりをみなさんも楽しんで頂ければ!

 

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一月。たしか大川入山だったはず。樹氷がね、ほんとに綺麗で。こういう瞬間のために何時間も歩くのが楽しいんだよなぁ。決して山頂に立つだけが目的じゃなくてね。

 


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これは西穂高岳。山の写真って人が写るとスケール感が伝わるよな、とこの写真で気づき、以降は積極的に人とセットで撮るようになった。

 


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季節は一気に春に。これは北海道のノーザンホースパークの馬たち。春の陽気で眠たそうなのが可愛い。

 

 

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夏の白山。小学生振りに登ったんだけど、白山はいい山だね。花も多いし、道も歩きやすい。来年も登りたいね!

 

 

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お盆の時期にフェリーで北海道に行ったんだけど、その時のフェリーからの景色。いつも山ばかりだから海がとても新鮮に思えた。海も山も圧倒的なんだよなぁ。

 

 

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北海道旅での牧場で。ダービー馬、ロジャーバローズと猫。ロジャーは猫と遊びたそうにしてたけど、フラれてめちゃくちゃ悔しそうにしてた。可愛い。

 

 

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北海道旅での利尻富士山頂からの景色と、礼文岳山頂から見た利尻富士。今年登った山では礼文岳が一番心に残ったかもな。やっぱり山は登るため、というよりも他の山を見るために登るんじゃないかな、と思った。

 

 

 

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蝶ヶ岳から見た朝日と雲海。やっぱり山は何かを見るために登るもの。太陽もそのひとつ。それに、山で眠る、というのは本当に贅沢なことだと思うな。ありがとう、テント。ありがとう、寝袋。

 

 

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秋にはちょっといいマウンテンバイクを買いしました!この自転車のおかげで山での遊び方を広げることができた。まだまだ乗りこなせていないから、本領発揮させられなくて申し訳ないが、来年はもっと面白い道を一緒に走っていけたらいいね。

 

 

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秋の西穂高岳。冬の時とはまた違った難しさがある。今まではひたすら体力使って登るだけだったけど、こういう山ではロッククライミングの要素が必要なんだな、と実感した。ボルダリング始めてみようかしら。。

 

 

 

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初冬の唐松岳。久しぶりの12本アイゼンとピッケルを持っての登山はやっぱり楽しい。なんでこんなにも雪は魅力的なんだろうか。。やっぱ冬が一番楽しいかもな、と思う。(どうせあと1ヶ月もしたら夏が待ち遠しくなるんだけれど)

 

 

 

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同じく初冬の爺ヶ岳。ガスって何も見えないのも、それはそれで楽しい。登山というものは本当にいろんな角度から楽しさが味わえる。他人ではなく、自分自身と競うからこそ、そして自然は人間の意志とは無関係にあるからこそ、こんなにも面白いのだと思う。

 

 

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バックカントリー用のスキーを買ったので、さっそく慣らしで廃スキー場でひとり遊び。スキー場と違ってとても静かで、直に自然を感じられる。そしてこういう場所に行くには、アイゼンやスノーシューよりも、スキーが一番適している。スキーを上手く滑る、というよりかは、スキーという道具を使って、自分の生きたい場所に行く、という。伝わるかな、この感覚。。これが本当に楽しいのだ。さっきも書いたけれど、人と競うのではなく、自分と自然だけで完結する世界。それがこの上なく気持ちいいのだ。だからたぶんこれからも、登山に関しては組織に属するつもりはないし、基本はいつも1人だろう。でも、それが楽しいのだ。今年は人と登る機会が何回かあったけれど、本質的に登山の面白さを分かって貰うのはなかなか難しいと思った。人に過度な期待をするのも申し訳ないし、僕は僕のペースで歩いていきたい、という気持ちが強まったから、たぶん来年も、ひとりで歩いて行こうと思う。利尻島からあの男がやってこない限りは。。